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はじめての水車小屋

絶好調にブログは進んでいません。
反省して、もう少しペースアップをはかります。

とりあえずここらへんでラボの振り返りは休憩し、今現在の小麦屋さんの活動のことにまた話を戻したいと思います。(なぜ今岡山に居るのか、その答えの一つはここから始まっています)

前回、館林の製粉ミュージアムへ行き、現在の最新の技術を目の当たりにしたすぐ後(今年の2月下旬頃)、小麦仲間のoyaki companyのともさんのむさんと一緒に深大寺の水車小屋へ行きました。

深大寺の水車小屋というのは、調布市が管理する施設で、昔そこにあった水車を再現して建て、実際に小屋の中の石臼で蕎麦や麦を挽かせてくれる希少な場所であります。(都内にこんな場所があるとは驚きでした)

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なぜ水車かというと、小麦を挽く石臼のことを調べていくうちに、動力である水車との関係が見えてきて、気になっていったのです。

水車は石臼と共に、現在の石油や電気の大型動力に押され、消えていきました。
生活の道具として、現代のわたしたちはすごく遠い昔のものというイメージを持っていますが、実際には深大寺の水車小屋のように昭和初期まで、集落の共同の精米、製粉する場所として大切に使われていたということを知りました。
(この水車小屋には資料室も併設されていて、昭和初期頃の共同所有の水車の管理利用のされ方も垣間見ることができました。)

さて、水車小屋を管理する担当の若いスタッフさんと、ベテランの管理人さんの協力の元、水車と石臼による粉挽き体験は始まりました。

まずは川に流れている水量を調節してもらい、(普段は水車を動力として使ってないので水量は少ない)水車が石臼を回せるパワーをつけ、水車と石臼を繋ぎます。石臼はとても重たいので設置がとても大変な様子でした。

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そして木の歯車が噛み合って、ゆっくりゆっくり石臼が回り始めました。
(想像したより ゆっくりゆっくりです)

そしていよいよ持参した玄麦(旬くん小麦)を石臼の中にパラパラと入れます。
その後しばらくして、石臼に潰されながらぱらりぱらり粉が落ちてきました。

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落ちてきた時はとても感動しました。
水車による石臼の回転は、スピードがまばらで、(水の流れそのもので動いているので伝わり方が一様でない)麦を入れ過ぎてしまったりすると石臼の抵抗が強すぎて水車が止まってしまったり…と想像以上に小麦を挽くのが難しかったからです。

機械で挽くのも、様々な技術が要りますが、水車石臼も、同じくらいバランスや扱う技術が難しいのだと体感しました。

挽いた粉(全粒粉)は、その後集めて篩にかけます。
これも全て手作業で。

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トントントンとはたいていくと、きめの細やかな小麦粉になりました。


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石臼で挽いた粉はどんな味か、ペロリと味見してみると、びっくり仰天。甘いのです。
例えるならば、落雁のような味でした。

機械で挽いた粉はどうしても機械の熱が伝わってしまうので味が多少変わってしまうのですが、石臼はゆっくりゆっくり熱が加わることなく挽くので、風味が飛ばないのです。

そんな風に頭では理解していましたが、まさかこんなにはっきり味覚で感じるものだとは…予想外でした。

そして苦労した分、粉が愛おしいのです。

玄麦を1.5キロほど持ち込み、3時間半かけて全て挽き終わりました。大人5人がかりの大仕事でした。

粉は大切にパッキングして、この日の水車小屋体験は無事に終了しました。

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深大寺水車小屋の皆様、ノムさんともさん大変な作業を一緒にありがとうございました。

水車で挽いた粉のその後は、また別の記事につづります。今日はここまで。
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プロフィール

yuka natori

Author:yuka natori
都会で育った私はあるとき自然豊かなオーガニックの美しい畑に出会い、さまざまな出会いの中で小麦粉屋さんを開くという本当に心からやりたい夢を見つけました。これからその夢を叶えるべく、新たな旅がはじまります。
夢見る挽きたての小麦粉屋さんが実際にお店として開店するまでの軌跡をこのブログでお伝えしたいと思います。

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